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「子育ても、急がばまわれ」
こんにちは、こんばんは!

「子育ても、急がばまわれ」

小学校高学年から中学生の生徒さんで、お勉強が解らなくなってしまったとき、学年相当にこだわらず、少し戻って説明することがあります。まさに、「急がば,まわれ」です。そして、成果も上がります。

最近、子育ても急がばまわれ!なんだなあと思う状況によく出会います。

この世に生を受け、まだほんの2・3・4年の幼な子が、親の対応次第で、まるで別人になったりするのです。「子育ても、急がばまわれ」_a0183245_21293218.jpg

たとえば、親が時間を勘違いしてしまった時、また、急用が入ってしまった時、どのように対応したら小さな子どもは、母の思いに応えて急いでくれるのでしょうか?

母A: 「お母さん、今日急いでいて、早くお出掛けしないといけないの。○○ちゃん、悪いんだけどお母さんを助けてくれる?」
と言った言い方をすると、幼いながら、大好きなお母さんが困って、自分にお願いしているのだからと、超いそいでいる時のような動きをしてくれます。(これがまた、愛らしい!!)

一方、
母B: 「お母さん急いでいるんだから、早く、早く早く、早くしてよ!」
  「も~、なんでそんなにぐずぐずしてるの。早くしないと置いてくわよ!」

文字にすれば一目瞭然、どちらの言い方をされたら「急ごう!」と思うのかが良く分かりますよね。でも、結構ママBをやってしまっているのです。

子どもにそんな説明していても分からないし、更に時間が遅くなります。と仰るかもしれませんが、そんな事はないのです。
現に、後半の対応をした時は、面白い程(失礼!)ご希望通り更にグズグズしています。

たとえ2・3・4歳でも、心を込めて話すことは、しっかり受け止めようとするものです。

母C: 口には出しませんが、「も~!」と心の中でイライラしているときにも、お子さまは、お母さまとは一心同体イライラが伝染して、更にイライラさせてやろうと思える動きをします。

「小さなこどもだから分からない!」
は、とんでもない。小さな子どもだからこそ、心の中までお見通しなのです。

言葉を十分知らなくても、計算が十分できなくても、人の気持ちはとても良く分かるのです。
小さなこどもにも心を込めて話すことで、お母さんが、本当に困るようなことはしないものです。

身体が小さいからといって、魂が弱いということではないのです。小さな子どもの魂は、まだキラキラで神様のようなものですから、キラキラの魂にお話するつもりでいればお母さまの心も穏やかで、更に美しくなられるでしょう!ねっ!


ではまた是非、お目にかかりましょう!
# by mgmomoko | 2011-03-04 21:29 | 教育
「赤ちゃんも算数を知っている!?」
こんにちは、こんばんは。

>「赤ちゃんも算数を知っている!?」b>

数学と科学について、「男性の方が生まれつき得意!」。
また、言語能力については、「女性の方が生まれつき得意!」といわれて久しいですが、
これについての検証は、どうなっているのでしょうか?

「女は一日に話す言語は、2万語、男は、7千語」といわれ、それゆえに女の方が言語能力に優れているのではないか。と言われてきました。しかし、2007年、ペンシルべニアの教授が、一日に話す男女の言語の数を正確に数えたところ(凄い根性!)、女性、1万6215語、男性、1万5669語で、統計的に差はなかったそうなのです。

しかし女性の方が早口で、言葉や人間関係のスキルについては、先天的に優れているそうです。

実際男女の能力差について語る時、それが先天的な違いかどうかを探る出発点になるのは、なんと言っても乳児期です。そこで、赤ちゃんの数学の能力に着目した研究に注目してみましょう。
「赤ちゃんも数学ができる!」といったら驚きますよね!でも、本当に出来るのです。

生まれたばかりの赤ちゃんでも、2匹のカエルと3匹のカエルの違いに気付くし、仕切りの後ろにドングリを2つ置き、さらに3つのドングリを加えて仕切りをどけるとドングリが5つになる事を知っている。(ビックリ!)

また、キラキラ光るCDを8枚束にしたものと、16枚束にしたもののように、大きな数の違いも理解している。(ビックリ!ビックリ!)

最近の脳科学でも、赤ちゃんは、錯覚に騙されない!という事も立証されていて、異常な動きなどに対して、びっくりするそうです。

赤ちゃんは、物理的特性を理解していて、突然支えをはずされた物体は、宙に浮いたままではない、と理解している。これは、遺伝子レベルで組み込まれているということでもあるのです。

脳については、21世になって分かったことが多いようなのですが、本当に、本当なのでビックリします。
これって、面白くないですか?最近の脳科学は、本当にビックリすることばかりです。
あ~、おもしろい!!

ではまた
                
参考資料 「女の子の脳男の子の脳」リーズ・エリオット
# by mgmomoko | 2011-02-26 18:42 | 脳科学
男の子はブルー、女の子はピンクが好きって、いったい誰が決めたの
「赤ちゃんにも性差はある?」



男の子はブルー、女の子はピンクが好きって、いったい誰が決めたの?
女の子は男の子より早く立体視が出来るようになるのに、どうして図形問題が苦手なの?

男の子も女の子と負けないぐらい語彙があるのに、なぜ作文が得意でないの?



生まれた時には極極小さかった差が、いつの間にかとんでもなく大きな違いに育ってしまう、、、、、。


誕生時の性差など、分かりにくい事がいっぱいですが、少しずつ分かる事から解明し子育っに役立てていきましょう。

男の子と女の子、いろいろ違いがありますが、ここでは、男女の違いを強調したり、ステレオタイプ化するのではなく、「女の子」「男の子」それぞれの能力を最大限に生かし、子ども自身の個性を伸ばす為に、神経科学の側面からみてみようと思います。



第1回は、「女の子」「男の子」の差として、一目瞭然の運動能力について

11ヶ月の赤ちゃんとそのその母親に、研究室内で「スロープをはいはいして降りる」という運動スキルを教えます。

最初の実験で傾斜角度を調節できるスロープを用意する。

母親は、わが子がハイハイして降りられると思う最大の勾配まで、ボタンで角度を調節する。

次に、赤ちゃん達が母親の判断と関係なく、スロープがどこまで急になっても進んでハイハイして降りるかを調べました。


実に驚くべき結果になったのです!

ハイハイしておりられるスロープの角度は、ほとんど差がなかった。降りようとして成功した傾斜は、女の子では10度~46度の範囲だった。それに対して男の子は、12度~38度の傾斜のスロープでした。進んでスロープを降りようとし、成功した上限は、男の子では30度だったのです。


つまり、この研究では性差は現れず

どちらかと言えば、女児の方が男児より勇敢に

急なスロープをハイハイして降りた。


だが、母親の予想はまったく反対だった。男の子の母親は、息子達がスロープを降りる能力を正確に予測し、誤差は1度以内だった。

ところが、女の子達の母親は、娘の能力を平均して9度も過小評価していた。

これは、母親が娘の運動能力の足をひっぱる元凶である!のかもしれないのです。

この研究から、母親は男の子と女の子の身体の仕組みの違いを知っているため、生後間もない息子と娘の運動能力に、異なる期待を抱いていたことがわかる。

これは、単に男の子と女の子の運動能力に差が無い。と言う事を実験しているのではありません。

生まれた時から、大きくなるまでの周りの大人の想い、声かけがそうした事実を創っていってしまう。と言う事なのです。

以前、お母さんセミナーで、「思い込みが生む、こんなにも違う運動能力」というエクササイズをした事を思い出しました。

人は、思考、創造性から生まれたと書物にもありますが、想い→心は、凄いものがあります。

女の子の親は、子どもの運動能力を過小評価しがちだと言う事を肝に銘じていきましょう。



次回は、

男の子をなるべく抱っこしてあげたほうがいいのはなぜ?

男女別学がおススメできない理由は?

について考えてみましょう。

ではまたお目にかかりましょう!

                     参考文献 「女の子脳男の子脳」リーズ・エリオット
# by mgmomoko | 2011-02-19 20:06 | 脳科学
『簡単・上手なコミュニケーション』
『簡単・上手なコミュニケーション』

「コミュニケーション」能力というと、「お話上手な人」と似たイメージを持たれる方も多いと思いますが、辞書で調べると「言語、身振り、画像などの物質的記号を媒介手段とした精神的交流の事。」(ブリタニカ)と書かれています。なるほど、確かに!

しかし、語源を調べてみると、「分かち合う」を意味するラテン語に由来する。と書かれていて、ちょっと、嬉しくなりました。

『分かち合う』なら、できそうです!

要は、楽しくお互いの気持ちが分かち合えれば良いのですね。

お話相手が一番気持ち良く、スムーズにお話してくれる方法は、とても簡単!相手の言った言葉に関心を持って繰り返すだけ。 『簡単・上手なコミュニケーション』_a0183245_2135039.jpg

例えば、
子「今日ね、先生から褒められたの。」
     母「へー、先生から褒められたの?」
     子「そう!僕の作文が面白いってみんなの前で発表された。」
     母「作文が面白いって発表されたの?」
     子「そしたらさ~・・・・・・・continue」
            ・
            ・
            ・
文章にすると、ちょっとバカにしている?と、思われるかも知れませんが、これは子どもだけに限らず、夫婦、お友達にも効果抜群なのです。

この方法ですと、口数の少ない人もどんどん話が弾んでいくのですから不思議です。
実際、面白い程です。

これを脳科学的な立場から見ると、
脳の本能である「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の中の「仲間になりたい」の部分をくすぐられるからなのではないでしょうか?

自分の発した言葉は、自分自身も耳から入り脳内をぐるぐる回るわけですが、相手が同じ事を繰り返してくれる事で、「自分と同じ考え」 →「仲間」 →「気持ちが良い」 →「この人好き!」となっていくのです。

この逆もあって、もし反対の意見とか「それは違うわよ」と言われると「仲間になりたい」という脳の本能が満たされず、「このひとは違う」→「仲間になれない」→「この人嫌い」と、最悪の状況を作り出してしまいます。

では、反論する時は、どのようにしたら良いのでしょうか?

最初に脳に入る言葉に良いレッテルを貼ってもらう事が大切です。
「そう、あなたの考えは正しいと思うわ」など、いったん相手を認め、それからやんわりと「こんな考え方もあるみたいよ」という言い方をすれば、無駄に摩擦を生まなくてもすみそうです。
アメリカでは、多民族国家という事もありコミュニケーションには、かなり気を使っているようです。
クレームを言わなければならない時には、必ずまず褒める!そうです。だから、
上司から褒められると逆に、「何かまずい事をしたのかな?」と思ってしまう程だと笑って話してくれたアメリカ人がいました。

日本人でこうした方法を取られている方は、意外と少ないのでは?

「男の子が大きくなるにつれ段々話してくれなくなってしまった。」と言われるお母さまは、自分の思いを相手の状態を無視して一方的に話かけていた!なんてことは無かったでしょうか?

無駄に波風を立てることなく、自分の考えを相手に伝える事ができる力をコミュニケーション能力の高い人ということになるのであれば、簡単??

世の中、そんなに簡単じゃない!!なんてお怒りにならないで、まずはお試しを!
    Good luck !                      
―Momoko―
# by mgmomoko | 2011-02-16 21:04 | 教育
「勉強好きな子」
こんにちは!こんばんは!

 どんなに冬が寒くても、季節は確実にやって来る!と実感させられるここ数日です。
そんな中、時に雪が降ったりしてびっくりさせられますが、それでも、春の空気を感じます。

今回は、我が子に、「勉強好きな子」になって欲しいお母さまへ。「勉強好きな子」_a0183245_10571693.jpg

 ダレル・ベムと言う研究者が唱えた「自己知覚理論」によると、“自分の行動から自分の価値観を推測させる。”たとえば 子供は、勉強がイヤだと言っても、本当に嫌な時ばかりではない。

時には勉強していて面白いと感じる事もあるのです。そんな時、“勉強楽しいって感じが出てるよ!“とさりげなくフィードバックしてあげる事で 「案外勉強が好きな面も自分にはあるのかな」というように自分の勉強好きを自覚する、ということが起こるようです。

 あるいは、勉強が終わって満足そうな表情を見せている時に、「2時間ずっとお勉強したの?すごいね!」と、こちらが感心してあげる事で、改めて自分の行為に注意を向けるようにしてあげるのです

この時大切な事は、誉めている感じに言わない事!感心する口調の方がよいようです。 うんざり勉強している時に、それと逆の事を言われると、かえってシラけてしまいます。

フィードバックは嘘や誇張によって構成しない事が大切です。
 もうひとつ、誉めすぎは逆効果になる!!という事も心に留めておきましょう。

どんなに勉強好きな子でも、「今日は勉強しないで遊びほうけてしまいたい」と願う日もある筈です。お小遣いとか誉め言葉なしに勉強を続けていると、そういう自分の姿を第三者的に見る瞬間が訪れ「僕って意外に勉強が好きなのかも知れない」と思い始め、こうした事が少しずつ積み重なって、次第に、勉強への動機づけが内発的なものになっていくのです。

 外的報酬が強すぎると 内的報酬(自分が「やってよかった」「面白かった」と感じる内面的動機のこと)が弱くなり勉強好きから さらにかけ離れていってしまうようです。

 いかに上手に、ベストなタイミングを見つけて、子供たちに自己知覚させるか、それが母親のもう一つの大きな役目と感じます。
難しいことですが、それが出来る 素敵なお母様ばかりと想像しています。
 
3月のあなたの目標を手帳の後ろに、どうぞそっと書いてみてください。
4月になった時、きっと変化を体験すると思いますよ!!

ではまたお目にかかれる事を信じて!     
                          -Momoko―                
# by mgmomoko | 2011-02-13 10:57 | 教育