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「子どもが、キレて手がつけられなくなる。」そんな時
こんにちは、こんばんは。

「子どもが、キレて手がつけられなくなる。」またそこまでではないけれど、「言い出したら聞かない」こんなとき、どのような対応をしているでしょうか?

「我慢できずにカッとなる」「へそを曲げて反抗する」「突然暴力をふるう」
子どもがこのような状態になるのは、自分の気持ちをコントロールできなくなる為なのですが、多くの場合、自我の本能が傷つけられ、「自己保存」の本能が過剰反応することが原因になっているそうなのです。

自分の欠点や、弱点を指摘されたときや、「自分がやりたい」「自分を認めてもらいたい」といった気持が満たされないとき、自分を守りたいという本能が子どもを制御不能な状態にしているのです。

自我が傷ついた時に自己保存の本能を上手くコントロールできないのは、脳が未成熟な段階のためであって、
「どうしてこんな悪い子になってしまったんだろう」と悩むのは筋違いなことなのです。
とはいえ、いつも脳が未成熟だから仕方がないとも言っていられません。

子どもが自己保存の過剰反応を起こさないよう配慮し、子どもの脳に我慢する気持ちを育て、本能をコントロールする力を育てていくのが、親の役割なのです。「子どもが、キレて手がつけられなくなる。」そんな時_a0183245_11381682.jpg

この役割を放棄し、子どもだけを叱るのでは問題の解決になりません。むしろ悪化していくことでしょう。

子どもが泣きわめくのを見ていると、親の方も制御不能に陥って子どもの全人格を否定するような叱り方をしてしまい、最悪の状態になってしまうことになるでしょう。

こんな時、「この子が悪いんじゃない。脳が未発達なためにこんな状態になっているんだ。」と思えば、もう少し冷静に対応できるのではないでしょうか?

子どもがキレないようにするには、まず親が「子どもは人生に喜びをもたらしてくれる大切な存在である」ことを念頭に置いて接し、尊敬の念を持つこと。
尊敬の念というのは、年齢の上下などの立場を超えて、親子を含めたあらゆる人間関係において相互にもつべきものです。とも。
本当に同感です。
心を込めて、子どもの為を思い「お母さんだって子どもの頃はね、、、、、」などと、逃げ道を残しながら叱れば、子どもはキレずに親の気持ちを受け止めることが必ずできます。

子育ては、親育てとはよくいったものです。
目の前のこの子のお陰で、私も育てられている、と感謝と尊敬の念を持って接することで、ほとんどの問題は解決されることでしょう。

感謝と尊敬の念を持って接することは、問題解決だけでなく、脳の機能を高めるご褒美まで付いているのですから今から実行しないてはありませんね!!ママ・パパ、楽しんで子育てをしてください!

           林 成之著「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる」より
# by mgmomoko | 2011-04-02 11:38 | 教育
『いくら勉強しても頭がよくならないには、理由がある。』 
こんにちは、こんばんは。

前回のブログにお目通し頂きました方には予告させていただきました、
『いくら勉強しても頭がよくならないには、理由がある。』 について、脳科学の立場から林 成之先生の書籍を参考に、考えてみたいと思います。

「これまで頑張って勉強してきたわりには、頭が良くなった気がしない」「努力したけど、
成績が伸びなかった」という人は結構多いと思います。

よく考えると不思議ですよね。勉強したからと言って誰もが優秀になるわけではありません。では、いくら勉強しても頭がよくならない理由はどこにあるのでしょうか?
遺伝子レベルで、あまり優秀な遺伝子を受けついでこなかったのでは、などと親のせいにしたりしてきた部分も多分にありますが、これは、脳のしくみを知ると実はよくわかるのです。

脳には、常に新しい情報に反応したがるというクセがあります。
「夢中になっておしゃべりしていたら、最初に何を言いたかったか忘れてしまった」といことが起こるのはこのためです。

ですから、一つのことに集中できず、勉強の途中で違うことを考えると、脳はそれまでに覚えたり考えたりしたことをすっぽり忘れてしまいます。

また「だいたいできたから」と中途半端な状態で次の勉強に取りかかると、前に勉強したことは頭から消えていきます。

学んだことが新しい情報によってかき消されないようにするには、「完璧にできた」といえるまで繰り返す必要があります。

「分かったつもり」程度のことは新しい情報にかき消されてしまうので、説明できません。こうした勉強をずっと繰り返していると、「いくら勉強しても成績が上がらない」という脳ができあがっていくわけです。

東京のとある予備校で実験を行いました。
成績の良い生徒はそのままで、成績の振るわない子どものクラスで最後の5分間、その日学んだことを書く時間を作ったところ、最初はどの子もまったく書けなかったのですが、
「わかったつもりが書けない 」という現実に気づき「学んだことを説明できるまで完璧に理解しよう」という姿勢をもつようになり、およそ半年たったころには、なんと成績がよいクラスの子どもたちを次々に追い抜いていったのです。

脳のしくみにもとづけば、「学んだことを確認し、何度も繰り返すこと」が非常に重要といえます。

分かっているけど、実行はそんなに簡単ではないなあ、とお感じの方。『いくら勉強しても頭がよくならないには、理由がある。』 _a0183245_1714159.jpg
とりあえず、もっと易しく脳の機能をアップさせたい、と思われる私のような怠け者に朗報があります。
人の話を聞いたときや新しい知識に触れたときなどに、
素直に「すごいなあ」と感動する、たったこれだけのことで判断力、理解力が高まり脳の機能をアップさせることができるのです。人の話を聞いたときや新しい知識に触れたときなどに、素直にすごい!と思える心が、脳の機能をアップさせるということがわかりました。でも子供たちに「はい、感動しなさい!」といってできるものではありません。

大人が、素直な心で感心したり、面白がったりするのを子どもたちに見せる必要があります。両親が、物事にたいして斜に構えていたり、物事に対して無感動では、子どもは絶対感動する柔らかな心にはなりません。

私たち周りにいる大人たちが、感動したり、感心できる柔らかな心で素直な心でいつづけられるようにしたいものですね。

今日から”すごい!” ”すごいね!”を口癖に、にっこり笑って過ごしましょう。


ではまた 是非おめにかかりましょう。
# by mgmomoko | 2011-03-28 17:03 | 脳科学
林 成之先生の、新刊書「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる」は
こんにちは、こんばんは。

林 成之先生の、新刊書「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる」は、前回の「脳に悪い7つの習慣」に続き、人間の脳って温かいんだなあと、読む人の気持ちをほのぼのとさせるものでした。

 脳を育てる為には、「面白い」「好きだ」「感動した」といったプラスの感情を持つことが大切☆で、この「面白い」「好きだ」「感動した」という感情を持つ心を育てるために、「自分の失敗を認める素直な心」「人を尊敬する力」が重要だということが脳科学的にもわかったのです。
☆(脳から入った情報は、最初にA10神経でレッテルが貼られ、プラスの感情のレッテルを貼られた情報については、しっかり理解でき、思考が深まり、覚えやすい。)林 成之先生の、新刊書「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる」は_a0183245_1644865.jpg

ローレンシャンスクールは、大変特殊で、一人のお子さんを10年以上にわたって成長過程をみさせていただく機会が多く、長い指導経験からみて本当に「素直な心の子ども」が伸びることを体験的に実感しています。その理由が脳神経科学的にも明らかにされ、改めて人間の脳って素晴らしいなあと、深く深く感激しています。

0歳から3歳までは、将来充実した幸せな人生を歩むための育脳として「心が伝わる脳」を育てる事が何より大切な時期です。
ですからこの時、脳の本能である「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」を、徹底的に磨くときといえます。
しかし、ここで大切なことは 愛情と等しく我慢する力もつけてあげることは、後々その子にとって大切です。

『早期学習と呼ばれるものは、やり方によってはメリットがあるものもありますが、無理に情報を詰め込んだり、具体的な成果を求めてやらせたりするのはNGです。』

これは、本当にそう思います。どんなに素晴らしい教材も、楽しく遊べなくては意味がありません。フラッシュカードのやり過ぎで、数字を見ただけで涙が出てくるようなお子さまが来校されると、親心からスタートとは思いますが本末転倒になってしまっているなあと、心が痛みます。

3歳から7歳は、脳の土台をしっかりつくるとき、損得を考えて手を抜くような悪い習慣を身につけないよう周りの大人の接し方が、重要になってきます。

残念ながら、クイズを解いたり計算を繰り返したりしても、人間の脳の機能は高まりません。映像などで「頭を使ったら、脳の血流が増えた」などの実験結果を見せられると「頭は使えば使うほどよくなる」と誤解しがちですが、脳の血流というものは、身体をつねるだけでも増えるもの、人間の思考力、理解力、記憶力などの機能は、ドリルを解いたり、脳トレのゲームをしたくらいで すぐ高まるほど単純なものではないのです。

子どもが才能を発揮できるようにするために、意識して鍛えるべきポイントに「空間認知脳」があります。これは脳の機能全体にかかわるもので、これが鍛えられていないと脳は才能を十分に発揮できない。それ程大切な空間認知脳を高めるために、姿勢や歩き方を正しく保つことが大変重要とも言っています。

次回、“「いくら勉強しても頭がよくならない」には理由がある“
について、お伝えしたいと思います。
ではまた
# by mgmomoko | 2011-03-24 16:04 | 脳科学
「50年残る 宝の言葉」
「50年残る 宝の言葉」

人はそれぞれ人生を大きく変えるような人との出会い、または忘れられない言葉があると思います。

私も、10才の時の小学校の先生との出会いによって、引っ込み思案であった私が大変身できたと感謝しています。

どのくらい私が引っ込み思案であったかというと、幼稚園年少の1年間、母が幼稚園の下駄箱付近でお帰りまでずっと待っていてくれ、それでやっと通園できたという どうしようもない子どもでした。先生から「皆勤賞はお母さまに差し上げないとね」。と言われグサリときた事を覚えています。

小学校の担任である近藤先生は、後に分かった事ですがかなりの文学青年で、高校時代大人に混じって俳句の文壇で大きな賞を取り、周りの大人たちをあっと言わせたそうなのです。

この先生が、国語の授業中、「月にむらくも、花に・・・、何か分かる者はいるか?」の質問に、教室中シ~ンとする中、もちろん気の弱い私ですから知っていても手など挙げられる訳がありません。でも、なぜか先生は分かったんですね。「分かるか?」と私を指したのです。小さな声で「風」と、答えた時の先生の表情が、なんとも嬉しそうだったのを、今でも忘れる事ができません。

この時も、「意味は分かるか?」の問いに、
「きれいな月が出ると雲が邪魔をして、きれいな花が咲くと、強い風が吹いて邪魔をする。世の中は、ままならない」と答えたのですから、いかに耳年寄りだったかと可笑しくなります。

そんなことがあったせいか、その後もたいそう可愛がって頂き、徐々にではありますが自信を取り戻し、お友達と先生のご実家にまで遊びに行くようになりました。(今では、このような事は、問題だと思いますが)

先生がお亡くなりになる前に、是非感謝の言葉をお伝えしたいと、昨年の年賀状にお目にかかりたい旨を記しました所、快諾してくださり、50年ぶりに、感謝の想いをお伝えする事ができました。

今、私達は、多くの可愛らしい生徒さんに囲まれ、どの位「50年のこる宝の言葉」をかけることができるかと思うと、責任重大、改めて身の引き締まる思いです。
世の中が不安定な状況にありますが、こんな時、戦争を体験した明治生まれの母親の口癖を思い出します。

“『身に付けただけが財産』だから、教育をしっかりつけておきなさい。そうしたものは、誰も取ることが出来ないからね。“と。

東北・関東大震災に対して、世界中の方たちが暖かいメッセージを送ってくださる毎日、、人間って本当に素晴らしいんだ!!との想いを強くしています。
# by mgmomoko | 2011-03-18 19:05 | 教育
「15年前の不思議な体験」
「15年前の不思議な体験」

一日の仕事を終え、その日ゆったりと湯船につかっていました。本当に至福の時間です。思わず
“ふ~っ!”と大きな息をはきました。
その時、それは突然やってきました。

大地震です!湯船のお湯がとんでもなく揺れ、浴槽の右へ左へ飛び出す勢いで大揺れに揺れだしました。あまりの揺れに、私の体が浴槽の上に浮かび上がりました。

私の体は宙に浮いたままでしたが、周りは大きな音をたてて完全にぐちゃぐちゃになっています。不思議な事にこんな状況の中、恐怖心がありませんでした。ただ、周りで起こっているとんでもない状況を見ている感じ。あまりにも、あまりにもリアルに。

決して寝むっていた訳でもなく、夢を見ていた訳でもなく、言葉では形容しがたい経験でした。
恐らく、私の中だけの出来事で、疲れていた為にこんな妙な経験をしたのだろう、と10年以上,誰にも話さずいました。

ところが数年前、親友が同じような経験をしていたのです。
彼女は、フィンドフォーンからの帰りのバスの中で、突然同じような体験をしたのです。彼女も10年近く誰にもそのことを話さずにいたそうです。

そしてその後、彼女は、大きな人生の転機を迎えたのです。

それが、ある時、瞑想の先生に特別話すというのでもなく、そういえばこんなことが。。。と話したのです。
すると、
「それは、素晴らしい経験をされましたね。あなたの内部で大地震が起きたのですね。」と優しい表情で話されました。
「その経験の後、あなたの生活が大きく変化しませんでしたか?」ともいわれました。

そうだったのです。大きな変化が突然やってきたのです。でも、それは、ずっと後になって考えれば、決して悪いことではありませんでした。

今回の大きな地震、あまりにも大きな自然の力に逆らえず、たくさんの尊い命が奪われました。嘆き悲しむ人々を見るのは、本当に辛いことです。一緒に涙を流すしかありません。この世の中、一つとして留まるものが無いのなら、1日も早く新しい生活に向けて歩き始められるよう、今私たちにできることから応援していきたいと祈りにも似た思いでいっぱいです。

息子も、レスキュー隊として宮城県の最前線に投入された、と知りました。とても心配ですが、お役に立って、無事戻ってきてくれることを祈っています。
# by mgmomoko | 2011-03-14 19:11 | 目に見えないもの