「センター試験廃止、その後の到達度テストの中身は?」 |
こんにちは、こんばんは。
「センター試験廃止、その後の到達度テストの中身は?」
現在中学3年生以下のお子さまをお持ちのお母さま必見です。
2018年にセンター試験廃止は、すでにご存じの方も多いかと思いますが、実際のところどうなるのか、文部科学大臣の下村博文さんのコメントも含めて検証してみましょう。
ガラケーならぬガラパゴス教育と言われている現教育法が、やっと変わる模様です。
到達度テストには、「基礎テスト」と「発展テスト」という二つがあり、それぞれの方向性が示されています。
「基礎テスト」は、おもに高校での学習到達度を把握するもので、大学の入学資格とはなりません。では、「発展テスト」とは?
「発展テスト」は、主に各大学が求める学力の判定に使用される、いわば大学の受験資格的な側面を持ちます。
しかし、これは今までの一発勝負、一点差で合否が決まる試験とは違い、面接や論文、奉仕活動や課外活動の実績評価も加わり、明確な学力も含む多面的な要因で合否を決める仕組みに移行することを意図しているようです。
こうした事への対応は、大学ばかりではありません。中学・小学校の教育現場にも変化が求められることは必至です。
これまでは、答えのある知識だけを指導していればよかったものが、生徒自ら考え、答えを探していくという能動的(自分から他に働きかける力)で主体性のある授業を提供していかなければなりません。
つまり、多くの教育現場において、授業のあり方を大きく変えていく必要があるということです。
現行の試験対策ありきの授業では立ち行かなくなるのは目に見えています。
こうした背景には、「グローバルな知識経済社会」へのシフトがあるでしょう。
文部科学省が、現在特に力を入れているのが「国際バカロレア」です。耳慣れないかたも多いかと思いますが、文部科学大臣が、はっきりと導入を公言しています。(文部科学省HPでも見て頂くことが出来ます。)
2013年、切り札となる新たなプログラムの導入が「国際バカロレア」です。これは、いわば、世界標準の教育プログラムです。
文部科学大臣の下村 博文さんが、2018年までに200校の国際バカロレア認定校をつくる!と公言されています。
国際バカロレアが掲げる教育理念とは。
「全人教育」すなわち、思考力・表現力に重点を置いた高い知的水準の達成、異文化に対する理解と尊重を通じ、より良い平和な世界の創造のため、探究心旺盛で、聡明かつ思いやりのある若者を育成する。
“異文化に対する理解と尊重“の中には、自国の文化に対する理解と尊重が欠かせません。
すべて外国に目を向けるということではなく、日本人としての誇りも大切に育てていくことは言うまでもありません。
この国際バカロレア(IB)は、大きく3つに分かれています。
PYPは3歳から12歳 日本で言う幼稚園から小学校コース
MYPは、中学校相当コース
DPは、高校相当コース です。
ローレンシャンスクールでは、PYP認定に向けて既に動き始めています。スクール中村校長が今年1月には、フランスへ視察、3月には東京で研修を受け、9月にはスクールスタッフも含め大阪に3日間に渡る研修に行って参りました。
受講した感想は、
プログラム(ユニット)一つ一つについては、既にスクールでも実施しているものも多くありましたが、問いかけ、導き方の点で 指導者の力量が大変問われるものであることを、再確認しました。
・なぜそうなるの?
・どう変わっていくの?
・わたしたちは、どうわかったの?
・わたしたちは、なにをすべき?
などなどユニットによってさまざまな問いかけがあります。
一方的に教師の授業を受ける 今までの受け身の日本の教育の中で、一番不足してきたことでしょう。
親である私達も、アンテナを高く、広くもって、今 目の前の子ども達に、何をさせたらよいのか、何を覚えさせ、何はそんなに必要ないのか、を考えてみる必要を感じます。
こうしたプログラムに理解、賛同して下さっているご父兄が多くいらっしゃることは、スクールにとって、本当に宝です。
2018年、あなたのお子さんは何才になっていますか?
それではまた、お目にかかりましょう。
Nakamura momoko
「センター試験廃止、その後の到達度テストの中身は?」
現在中学3年生以下のお子さまをお持ちのお母さま必見です。
2018年にセンター試験廃止は、すでにご存じの方も多いかと思いますが、実際のところどうなるのか、文部科学大臣の下村博文さんのコメントも含めて検証してみましょう。
ガラケーならぬガラパゴス教育と言われている現教育法が、やっと変わる模様です。
到達度テストには、「基礎テスト」と「発展テスト」という二つがあり、それぞれの方向性が示されています。
「基礎テスト」は、おもに高校での学習到達度を把握するもので、大学の入学資格とはなりません。では、「発展テスト」とは?
「発展テスト」は、主に各大学が求める学力の判定に使用される、いわば大学の受験資格的な側面を持ちます。
しかし、これは今までの一発勝負、一点差で合否が決まる試験とは違い、面接や論文、奉仕活動や課外活動の実績評価も加わり、明確な学力も含む多面的な要因で合否を決める仕組みに移行することを意図しているようです。
こうした事への対応は、大学ばかりではありません。中学・小学校の教育現場にも変化が求められることは必至です。
これまでは、答えのある知識だけを指導していればよかったものが、生徒自ら考え、答えを探していくという能動的(自分から他に働きかける力)で主体性のある授業を提供していかなければなりません。
つまり、多くの教育現場において、授業のあり方を大きく変えていく必要があるということです。
現行の試験対策ありきの授業では立ち行かなくなるのは目に見えています。
こうした背景には、「グローバルな知識経済社会」へのシフトがあるでしょう。
文部科学省が、現在特に力を入れているのが「国際バカロレア」です。耳慣れないかたも多いかと思いますが、文部科学大臣が、はっきりと導入を公言しています。(文部科学省HPでも見て頂くことが出来ます。)
2013年、切り札となる新たなプログラムの導入が「国際バカロレア」です。これは、いわば、世界標準の教育プログラムです。
文部科学大臣の下村 博文さんが、2018年までに200校の国際バカロレア認定校をつくる!と公言されています。
国際バカロレアが掲げる教育理念とは。
「全人教育」すなわち、思考力・表現力に重点を置いた高い知的水準の達成、異文化に対する理解と尊重を通じ、より良い平和な世界の創造のため、探究心旺盛で、聡明かつ思いやりのある若者を育成する。
“異文化に対する理解と尊重“の中には、自国の文化に対する理解と尊重が欠かせません。
すべて外国に目を向けるということではなく、日本人としての誇りも大切に育てていくことは言うまでもありません。
この国際バカロレア(IB)は、大きく3つに分かれています。
PYPは3歳から12歳 日本で言う幼稚園から小学校コース
MYPは、中学校相当コース
DPは、高校相当コース です。
ローレンシャンスクールでは、PYP認定に向けて既に動き始めています。スクール中村校長が今年1月には、フランスへ視察、3月には東京で研修を受け、9月にはスクールスタッフも含め大阪に3日間に渡る研修に行って参りました。
受講した感想は、
プログラム(ユニット)一つ一つについては、既にスクールでも実施しているものも多くありましたが、問いかけ、導き方の点で 指導者の力量が大変問われるものであることを、再確認しました。
・なぜそうなるの?
・どう変わっていくの?
・わたしたちは、どうわかったの?
・わたしたちは、なにをすべき?
などなどユニットによってさまざまな問いかけがあります。
一方的に教師の授業を受ける 今までの受け身の日本の教育の中で、一番不足してきたことでしょう。
親である私達も、アンテナを高く、広くもって、今 目の前の子ども達に、何をさせたらよいのか、何を覚えさせ、何はそんなに必要ないのか、を考えてみる必要を感じます。
こうしたプログラムに理解、賛同して下さっているご父兄が多くいらっしゃることは、スクールにとって、本当に宝です。
2018年、あなたのお子さんは何才になっていますか?
それではまた、お目にかかりましょう。
Nakamura momoko
by mgmomoko
| 2014-11-28 10:25