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「子どものつく嘘、いくら罰しても減りません。それにはこんな原因が!」
こんにちは、こんばんは。
「子どものつく嘘、いくら罰しても減りません。それにはこんな原因が!」

子どもが親に嘘をついたことが分かると、親は心底 心を痛めます。「どうして嘘をつくの?」という思いと、「これをきっかけに、嘘つきになってしまったら大変!」との思いが交錯するからなのでしょうか。
でも、子どもは嘘をつくものなのです。
ただ、小さいころにあまりに成功してしまうのは、やはり良くないです。

ほとんどの親たちが、真剣に「嘘はいけない事なんだよ!本当のことを言いなさい!」「本当のことを言える子の方が良い子なんだよ!」と言っていることでしょう。

子どもの虚言行動にかけては世界有数のエキスパートでもあるタルウォー博士の実験結果に、四歳児は、ほぼ2時間に一度嘘をつき、6歳児になるとほぼ1時間に一度嘘をついているという衝撃の結果があります。
親につく嘘の大半は、罪の隠ぺいがほとんど。叱られずに済むように、そんなことはしていないと否定します。

また、私達大人は、正直であることを最大の長所と考えますが、嘘をつこうとすると、真実を認識したうえで、それに代わるリアリティーのある話を考えだし、作り話を人に納得させるだけの能力が必要となります。

タルウォー博士は、「嘘は知能と関連している」とも断言しています。

11歳になると、「嘘が他人を傷つけ、信頼を突き崩すものだ」と認識し、22%の子どもが、嘘は罪悪感を伴うとも答えています。

罪悪感を伴うような嘘を、子どもが成長した時に言わないでも済むようにしたいと親だったら考えます。
幼児期の重大な嘘が、「嘘をついてバレたときひどく後悔して、もう二度と嘘はつかないと誓った」という人もあれば、「なんだ、こんなにチョロイものだとは思ってもみなかった。この調子でいけばいいんだ」と思う人もいます。
幼児期の嘘には、深い意味があります。

子どもたちはなかなか用心深く、怒らないと約束されても信じない、頭の中では、「本心は、嘘をついて欲しくないんだ、だから嘘をついていないと言えば、一番喜んでくれるはず。」

つまり、こうした状況のとき、子ども達の頭を占めているのは、どうすれば親の恩寵を取り戻せるのかという一事だけなのです。

こうしてみてみると、子ども達の嘘は、親の責任でもあるようです。

幼児期の嘘が、ほんものの嘘にならないようにするには、どんな叱り方がよいのでしょう。

「羊飼いの少年とオオカミ」は、世界中で語られていますが、嘘は少しも減らなかった。それどころか、この話を聞いてから、子どもたちの嘘が少し増えたと言う結果もあるそうです。

子どもの頃のワシントン(ジョージ・ワシントン)が、新しい手斧を試してみたくて、お父さんの大切にしていた木を切り倒してしまうのですが、僕がやりましたと正直に告白する話で、物語は最後お父さんのこんな言葉で終わります

「ジョージ、おまえがあの桜の木を切ってしまったことを、お父さんは、結局は良かったと思うのだよ。お前が正直に話してくれたことは、1000本の桜より価値のあることだからね。」

そう、この「ジョージ・ワシントンの桜の木」のように、本当のことを言ってくれることが、親は一番嬉しいのよ!」
の一言だと判ります。

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幼い子どもたちは、親を満足させるため、喜ばせるために嘘をつくのです。

真実を聞かされることが、一番嬉しいと話して聞かせれば、親が喜ぶ方を選択し、真実をはなすきっかけを与えることになるのです。

「嘘はいけない事なんだよ!本当のことを言いなさい!」「本当のことを言える子の方が良い子なんだよ!」
は、親の気持ちが全く解りません。どうしたら、親が一番喜ぶのか、はっきり知らせてあげることが大切なのです。

親は嘘は悪い事だとたしなめるのと同じだけ、正直であることの価値を教えなければなりません。そして、正直でいることが一番嬉しいと、わかり易く話して聞かせることも大切な親の仕事です。

私も親に嘘をついた時の罪の意識を、未だに忘れることはありません。こうした経験は一度だけにさせたたいものですね!

それではまた、お目にかかりましょう。

Nakamura momoko
by mgmomoko | 2013-04-14 22:07