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「母親と子のおちいりやすい落とし穴」
こんにちは、こんばんは。
「母親と子のおちいりやすい落とし穴」

生まれたばかりの赤ちゃんのお世話は大変ですが、そこには自分にしか出来ない使命感と喜びがあります。
しかし、子どもの成長は、私たちが考えるよりももっと凄いスピードで成長していきます。

子どもが母親の保護を必要としなくなる時期が来ても、使命感に燃え、守り、世話をし,指示し、命令して母親としての充実感をえることがしばしばあります。

子どもが自分に依存し、頼られることで、母親自身そこに存在の重要性を見つける事ができるからです。

人に必要とされることはとても気持ちの良いものです。 親は、手助けしてあげている自分が好きです。

「 子どもの為に何かしてあげているという感覚は、親が自分の責任をはたしているという満足感に他ならないのです。
親自身の人生で得られない充実感を、子どもの面倒をみる事で補おうとしているかのようです。
子どものいきいき輝く人生を犠牲にして、自分の充実感を得る事に他なりません。その時親が愛しているのは、子どもではなく自分なのです。

子どもの成長に気づかない親は、それまでの延長で、変わらず子どもの保護と支配を続けます。
子どもの出来るを認めず、「できない」ままの存在として保護し続けることで、子どもの自立をさまたげてしまいます。

保護と言う善意のもとに支配され「できない子」として育てられた子は、傷つきながら大きくなります。なぜなら、こうした子どもは、親から愛される為に「できない」存在でいるしかないからです。

「できない」という無意識のメッセージを受けながら育つ子どもと、「できる」人として扱いを受けて育った子どもの人生は大きく変わります。 」
                      参考書籍 菅原裕子「親の役割」

この書籍は、少し強い口調ではありますが、こうした事を感じる事もしばしばあります。しかし、これを読んでも、「私は大丈夫!」と感じるお母さまが多いと思います。
なぜなら、私は、「子どもに早く何でも自分で出来る子になって欲しいと思っていますし、手助けしないで済むのなら そんな楽なことはないんですから。」と思っているからです

でも、ここで今一度、自分の言葉に注意を向けてみてください。
無意識に小さな事で指示をいっぱい出していないでしょうか?
自分の指示に従順なこの子が、この先も変わらず従順であり続けるとは限りません。また、ずっと従順なままなら さらに危険な状態と言わなければなりません。そして、こうした結果、ひずみと感じる出来事が出てくるのは、10年以上先になってからのことなのです。

そして、こうした結果が出てからでは修復は簡単ではありません。

もし、あなたのお子さんが「お母さんがいないとだめ、できない」「なんとなく一人では自信がない」と感じているようなら要注意!子どもは本来、できないことですら「できる!」と思って挑戦したがるものだからです。

面倒見の良いお母さん、世話好きの奥さんの為に「できない子」「できない夫」になっている可能性もあります。
先ずは、自分の周りをみて、自分を必要以上に必要と感じている人が、どれくらい多いのかをチェックしてみましょう。

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私自身も、必要とされると嬉しくなってしまいますが「できる子」「できる人」になってもらう為に、近い将来
『もう一人でも大丈夫!あなたがいなくてもやっていけます。』
と言ってもらえるようになることです。そしてその時 笑顔で、旅立たせてあげることが大切なのです。
それには母親自身が自立している必要があります。
あなたは、この強い意志が持てるでしょうか?
あなたがこの強い意志を持てた時、旅立たせてくれたあなたに、必ず心から感謝する日がくるでしょう!
その時あなたは、きっと素敵なお母さんになっていますよ!
大変ですが、がんばって!

それではまたお目にかかりましょうね。

Namakura momoko 
by mgmomoko | 2013-02-19 22:09 | 教育