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「うさぎとジェリッド先生を描きたい!の巻」教室風景 その2
こんにちは、こんばんは。

「うさぎとジェリッド先生を描きたい!の巻」教室風景 その2


4歳のみくちゃん(仮名)は、スクールに来ても男の先生とは口をききません。
そうした状況が3カ月ほどしたある日、アートの男の先生と粘土のレッスンをすることになりました。

小さなおててでは、なかなか丸くこねるのは難しく、力の入れどころを教えるのに、先生の手を、みくちゃんの手の上に重ねて、粘土をこねるコツを教えました。五感にふれることで、心を開いてくれたりする事を、よく良く知っているのです。
そのレッスンからアートの先生とは、少しずつお話が出来るようになってきました。

お母さまからも、「家族以外で、はじめて話せるようになった男の人です。」と言われた程でした。

こうした状況ですから、アメリカ人のジェリッド先生とのプライベートレッスンでも、話は聞いてはいますが、なかなか話そうとはしませんでした。

けれど今年の夏の2泊3日の合宿に加え、夏期の講習に積極的に参加されてからは、別人のように積極的になり、いろいろなレッスンを心から楽しめるようになってきたのです。

今日は、アートのプライベートレッスンの日です。
アートの壱岐先生が、「今日は、みくちゃんの好きな絵を描いてみましょう。何を描きたい?」と聞くと、
「うさぎとジェリッド先生を描きたいです。」と、はっきり!

「うさぎとジェリッド先生を描きたい!の巻」教室風景 その2_a0183245_1172050.jpg


最初に大好きなうさぎの絵を描きました。

次に、教室の横でレッスンの準備をしているジェリッド先生の絵を描き始めました。それも正面から描くのではなく、ちらり、ちらりと横目で見ながらジェリッド先生の全身を描いていきました。

そうして出来上がった絵は、なんと金髪のモヒガン頭の先生でした!
モヒガンはちょっと可哀そうですが、ジェリッド先生のヘアスタイルは、微妙に真中が立っているヘアスタイルではあるので、それを実に良く見ていたのです。思わずクスッと笑ってしまいました、でも凄い!

できあがった絵を早速ジェリッド先生に見せに行きました。

ジェリッド先生も、大きな 身体を3つに折り畳んで、本当にうれしそうに「Is this me?これは、私ですか?」と何度も聞き「ありがとう!」と本当に喜んでいました。

この様子を微笑ましく見ていた壱岐先生、「昔は、壱岐先生、壱岐先生と言ってくれましたが、今はジェリッド先生が、大好きなんです。」と、ちょっと寂しそう。

これって、小さな三角関係??(笑)不謹慎でした。すみません。

小さな子ども達の感情も日々成長し、少年に、少女に、だんだん近づいて行っているのですね。
本当に、素晴らしい事です!!

それでは、またお目にかかりましょう!
by mgmomoko | 2011-09-01 11:07 | 教育