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「小学校受験をするということ」
こんにちは、こんばんは。
「小学校受験をするということ」

昨日は、最も人気の高い小学校の一次試験の合格発表の日でした。
長い一日でした。
朝、気持ちを清く、軽やかにして、ご父兄からの電話連絡を待ちます。通知は速達配達ですから、エリアによって配達時間が違います。

第一報のお電話は、女の子のお母さまから、“先生、合格しました!”と嬉しいご連絡でした。もちろん、二次のご両親と本人の面接が通らなければ、本当の合格にはなりませんが、まず、一次を通過しなくては次もありません。

スクールとして、多くの喜びのお電話がありましたことに感謝しています。長く通ってくださった方、お兄ちゃんお姉ちゃんが既に小学校に通われている方は、全員一次を通過できました。ほっ。。

小学校受験は、合格すれば特別何かない限り、小学校・中学校・高校・大学と保証されるので、親にとってかなり大きな出来事といえます。

今年は、試験の内容に少し変化がありました。
一言でいえば、試験内容のレベルが上がった、と言う事かも知れません。
たとえば、プラスチックのお箸で、お豆を持たせたり、鉄棒は逆上がりなどが新たに入りました。

幼児さんで逆上がり、プラスチックのお箸で豆つかみ、2分間での色ぬり などなど、そのレベルまで要求しますか?と感じました。

スクールの子ども達の大半は、前周りまではできたものの逆上がりが出来なかった生徒がほとんどでした。もちろん、緊張の中 すべりやすい箸での豆つかみにも成功しなかったようです。

しかし、結果としては、一次試験にほとんど合格しました。

学校側はどこまで出来るのかを試してみたのかもしれませんが、こうしたことを試験に入れることで、来年度の受験生には、逆上がりまで求めるようになり、さらに 色々なことがエスカレートしていくことでしょう。

即 体操教室に通う、と言う事ではなく、お父さまが公園で子どもに逆上がりを教えたりするのなら、それは、なかなかよい光景です。

高い合格実績を積んできた当スクールですが、もっとも大切にしている事は、“小学生になってスムーズに学習に入っていける力“であって、先取をして、頭でっかちの子どもを育てるものではない、と言う事です。

子どもの身長程の高さまでプリント学習をさせる所も多々ありますが、それでは、小学校に入ったとき、既に疲れ果て、燃え尽きてしまっています。

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「小学校受験は、親の受験」とも言われているのは、食事を含めた生活態度、夫婦関係、親子関係が子どもに反映してくるからなのです。朝食は菓子パン、夜はインスタントっぽい物なのに、もし、朝ごはんは何を食べて来ましたか?と聞かれたら「お味噌汁にお魚と卵焼き、、、、。」と答えるよう訓練しては、最後には、子どもは何も答えられなくなってしまいます。
実際、こうした質問はよくされます。

かといって、日々の生活をきちっとすることは、そんなに生易しいことではありません。

受験を終えられたご夫婦が、「受験があったからこそ、夫婦で子どもについて話し合ったり、夫婦が真剣に向き合えました、こんなことでもなければ、忙しさにかまけて本当に向き合う事もなかったでしょう。結果はともかく、本当に小学校受験をして良かったと思っています。」
と仰っていただくと、心底 良かったぁ。。。と思います。

多くのご家庭に、素晴らしい時間が流れますように。

それではまた、お目にかかりましょうね。

Nakamura momoko



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by mgmomoko | 2014-11-29 12:09 | 教育
「センター試験廃止、その後の到達度テストの中身は?」
こんにちは、こんばんは。
「センター試験廃止、その後の到達度テストの中身は?」

現在中学3年生以下のお子さまをお持ちのお母さま必見です。

2018年にセンター試験廃止は、すでにご存じの方も多いかと思いますが、実際のところどうなるのか、文部科学大臣の下村博文さんのコメントも含めて検証してみましょう。

ガラケーならぬガラパゴス教育と言われている現教育法が、やっと変わる模様です。
到達度テストには、「基礎テスト」と「発展テスト」という二つがあり、それぞれの方向性が示されています。

「基礎テスト」は、おもに高校での学習到達度を把握するもので、大学の入学資格とはなりません。では、「発展テスト」とは?

「発展テスト」は、主に各大学が求める学力の判定に使用される、いわば大学の受験資格的な側面を持ちます。

しかし、これは今までの一発勝負、一点差で合否が決まる試験とは違い、面接や論文、奉仕活動や課外活動の実績評価も加わり、明確な学力も含む多面的な要因で合否を決める仕組みに移行することを意図しているようです。

こうした事への対応は、大学ばかりではありません。中学・小学校の教育現場にも変化が求められることは必至です。

これまでは、答えのある知識だけを指導していればよかったものが、生徒自ら考え、答えを探していくという能動的(自分から他に働きかける力)で主体性のある授業を提供していかなければなりません。

つまり、多くの教育現場において、授業のあり方を大きく変えていく必要があるということです。
現行の試験対策ありきの授業では立ち行かなくなるのは目に見えています。
こうした背景には、「グローバルな知識経済社会」へのシフトがあるでしょう。

文部科学省が、現在特に力を入れているのが「国際バカロレア」です。耳慣れないかたも多いかと思いますが、文部科学大臣が、はっきりと導入を公言しています。(文部科学省HPでも見て頂くことが出来ます。)
2013年、切り札となる新たなプログラムの導入が「国際バカロレア」です。これは、いわば、世界標準の教育プログラムです。
文部科学大臣の下村 博文さんが、2018年までに200校の国際バカロレア認定校をつくる!と公言されています。

国際バカロレアが掲げる教育理念とは。
「全人教育」すなわち、思考力・表現力に重点を置いた高い知的水準の達成、異文化に対する理解と尊重を通じ、より良い平和な世界の創造のため、探究心旺盛で、聡明かつ思いやりのある若者を育成する。

“異文化に対する理解と尊重“の中には、自国の文化に対する理解と尊重が欠かせません。
すべて外国に目を向けるということではなく、日本人としての誇りも大切に育てていくことは言うまでもありません。


この国際バカロレア(IB)は、大きく3つに分かれています。
PYPは3歳から12歳 日本で言う幼稚園から小学校コース
MYPは、中学校相当コース
DPは、高校相当コース です。

ローレンシャンスクールでは、PYP認定に向けて既に動き始めています。スクール中村校長が今年1月には、フランスへ視察、3月には東京で研修を受け、9月にはスクールスタッフも含め大阪に3日間に渡る研修に行って参りました。

受講した感想は、
プログラム(ユニット)一つ一つについては、既にスクールでも実施しているものも多くありましたが、問いかけ、導き方の点で 指導者の力量が大変問われるものであることを、再確認しました。
・なぜそうなるの?
・どう変わっていくの?
・わたしたちは、どうわかったの?
・わたしたちは、なにをすべき?  
などなどユニットによってさまざまな問いかけがあります。

一方的に教師の授業を受ける 今までの受け身の日本の教育の中で、一番不足してきたことでしょう。

親である私達も、アンテナを高く、広くもって、今 目の前の子ども達に、何をさせたらよいのか、何を覚えさせ、何はそんなに必要ないのか、を考えてみる必要を感じます。

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こうしたプログラムに理解、賛同して下さっているご父兄が多くいらっしゃることは、スクールにとって、本当に宝です。
2018年、あなたのお子さんは何才になっていますか?

それではまた、お目にかかりましょう。
Nakamura momoko 
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by mgmomoko | 2014-11-28 10:25
「母親を愛情と言う呪縛から解放する「普通の子育て」について」
こんにちは、こんばんは。
「母親を愛情と言う呪縛から解放する「普通の子育て」について」

生まれて間もない赤ちゃんに多く見られる有名なしぐさに、「新生児微笑」というものがあります。
私たちは、赤ちゃんが口元を緩めるだけで幸せな気持ちになります。しかし、赤ちゃんと親の解釈にはズレがあるようです。
赤ちゃんは、胎児の時 つまりお腹の中にいるときからこのような表情をするそうです。赤ちゃんは、嬉しいわけでも幸せな訳でもないのです。と 京大医学部卒、日本乳児行動発達研究会、日本赤ちゃん学会事務局長の小西行郎先生は仰っています。

同じように、泣くというしぐさにも、特に意味のない時があるのです。赤ちゃんが泣いた時、おむつも替えたばかりだし では、お腹が空いているのかしら?と思いお乳を与えると吸いついてきます、ああ、やっぱりお腹が空いていたのね。とお母さまは納得します。でも、発達行動学の立場からすると、生まれて一ヶ月くらいの赤ちゃんは、ほとんど「反射的」だそうで、お腹が空いてなくても、口の中に物を入れられると勝手に吸ってしまうのだそうです。

こうした赤ちゃんは、空腹でなくとも排泄でもなく、ただ単に泣いている場合があるそうです。微笑むと同じように、泣くも胎児期から備わっている能力なのです。

泣いたらお乳をあげる、を繰り返しているうちに、今度は、泣いたら抱っこしてくれる、に繋がり、月齢が進むにつれ抱いてもらえないと激しく泣くことになります。

どうしてこんな能力が?と思われるかもしれませんが、ちょっと笑う事で簡単に親の愛情を獲得することができ、親の意識を自分のほうに向けることで、親に養育してもらえる。いわば、人間の脳の「生きたい」の本能に根ざしたものと言えそうです。

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こんなこと聞くと、赤ちゃんが可愛くない!と反発を感じられるお母さまもいらっしゃることでしょう。
でも 赤ちゃんは、指しゃぶりしたり、模倣したり、新生児微笑したり、自発的に泣いたりして、一生懸命母親とコミュニケーションはかろうとしているのです。赤ちゃんも生きる為に必死です。

これを、親は勘違いして赤ちゃんの都合のよいように動かされている事もしばしばあります。
もっと深刻な例では、自分の育て方に問題があるのではないかと、母親がストレスを抱え、うつになってしまう事です。
赤ちゃんは、私たちが感じているほど無力でも無能でもないのです。


2ヶ月くらいからの赤ちゃんに見られる「指しゃぶり」も、淋しいのだろうか、ストレスなのかと勝手にいろいろな理由を想像させます。事実、空腹のサインなのかと研修した学者さんもいたようです。
最近では、「赤ちゃんは、口や舌を使って自分の手を知覚している」と考えられています。

赤ちゃんのしくさには、親の勘違いを招いてしまうものが多く含まれているのも事実です。
自分の手で顔を触る、手を口に入れる、両手を合わせる、足をつかむ、舐める、こうして「おや、これは何だ?」と不思議に思い、身体の感覚を発達させていくのです。

実際に目に見え、触れられるものばかりではありません。10カ月頃になると、目の前の世界だけではなく、どうやら自分の後ろにも世界があるらしいことに気付き、頭を後ろにゴンゴンぶつけたりもするのです。

赤ちゃんの生きるチカラ,本当に凄いですね!!

小西先生は、「誤解や勘違いを埋めながら、親子の絆を作り上げていく作業が子育てなのです。」と仰っています。

とは言え、毎日の子育て大変です。
子育て真っ最中のママ、応援しています!自分を責めたりしないでね。

それではまた、お目にかかりましょうね。

Nakamura momoko
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by mgmomoko | 2014-11-21 12:51 | 教育
「温かい人間関係を築く力を育むために できる事
こんにちは、こんばんは。
「温かい人間関係を築く力を育むために できる事」

ここ数年、怒りを抱えた子ども達が増えてきました。自分の思い通りにならないことを、怒りで表現する子ども達、怒りをコントロールできない子ども達です。

そんな子ども達の理解できない怒りに直面すると、まさに売り言葉に買い言葉、親・教師といえども、とっさに怒りで返したくなる衝動に襲われます。

でも、そうした子どもだからこそ、家庭でも、学校でも豊かな人間関係に支えられながら様々な体験を通して、また、繰り返し、繰り返し、根気よく関わることで、怒りでしか表現できなかった子ども達の感情が制御できるようになることを 子ども自身理解します。

感情制御の力を育むのは、人間関係の中でしか育てることはできません。その関係が安心を得られる経験であることは もちろん必須ですが、常に子どもの言いなりになることとは違います。

しかし、もしこれを読まれているお母さま、またはお母さまになられるかたであれば、どうぞ、ブログの『3歳児神話』をお読みください。

男の子なら2歳半まで、女の子なら3歳までに、“断念”の力をつける事で、魔の2歳児になったり、怒りのコントロールの出来ないお子さんにはなりません。

最も速く臨界期を迎えてしまう眼窩前頭域を、幼いうち 0歳から鍛えておきましょう。愛情と同じくらい、断念する力もつけていくのです。

人間の赤ちゃんは、親の庇護なしには一日たりとも生きられません。その為か、赤ちゃんは、生後間もなく 新生児微笑をしたりして、親の関心を集めることに必死です。

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にっこり微笑む赤ちゃんを目の当たりにすると、「この子を守っていかなければ!」と母性本能もかきたてられます。それはそれで素晴らしいことなのですが、成長するにつれ、赤ちゃんの要求は少しずつエスカレートし、“ママも大変だから、これくらいにしておこう!”なんて赤ちゃんが手加減することは勿論なく、一つが成功すれば、さらに要求が強くなっていくのは、これは大人も子供も同じなのでしょう。

小さなうちに、可愛いからと好き放題にさせてしまうと、後で苦労させられるのは、お母さまと、お子さまです。

社会にでて、一番必要な「社会性」は、人間関係が一番密である家庭で育てられるのです。

“人生において失敗の90%は、知識や経験が足りなかったからではなく、そこに人間関係が築けなかったことが原因だ“と 言われています。

子どもに幸せな人生を、歩んでほしいですよね。
子育て奮闘中のお母さま、がんばって!

それではまた、お目にかかりましょう。
Nakamura momoko
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by mgmomoko | 2014-11-11 10:04 | 教育