「ある日の教室風景」
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「ある日の教室風景」

素晴らしいティータイム

先日スクール内のテスト日に欠席し、後日テストを受けたときの事です。
日頃からよく出来る小2のA君、制限時間を大きく残してテストを提出してきました。ふと見ると名前の欄が空いています。そこで、
「もういいの?・・・これは0点ですね。」
「えっ?」
「はい、0点です。」
というと、ご本人は しばしポカンとして、あっ!と付いたようでしたが、空欄のまま受け取りました。
みるみる目から涙が溢れて来ました。可哀そうでしたが、日頃から
「テスト用紙をもらったら、まず名前を書くように!」の指示を守っていなかったことと、大きなテストでこうしたことを再度してしまったら大変なことになるので、この機会に学んでもらうことにしました。

溢れる涙をこらえるA君を別の形で元気づけたくもあり、一緒にテストを受けていた小4のB君とティータイムをとることになりました。
スクールでは 通常ティータイムのお菓子を選ぶことは出来ないのですが、この時は特別選ぶことを許可しました。
すると、小4のB君が、
「こんな高級なお菓子を食べれて、今日は選ばせてくれて、本当に幸せだなー。こうしてゆったりした時間が至福だよ~!」
「そうです、たねやさんのお菓子は、美味しいと有名です。和世先生が海外の金融機関に勤めていたとき、一時帰国したときのお土産は何がよろしいでしょうか?」と一番偉い方に尋ねると、“たねやの和菓子を”といわれ取り寄せたことがあったの。もう20年近く前のことだけどね。」
「うん、これは一見固そうに見えていて、食べるとほわっと柔らかくくずれ、ほど良く甘く、幸せな気分になるね~、やっぱ、有名になるには理由があるね。」

と、この先も延々といかに美味しく素晴らしい和菓子であるかを語り続けました。
小学4年生で、内容はともかく、ここまで延々と目の前の和菓子一つについて語れるのは凄い!と感心してしまいました。

もちろん、小2のA君もすっかりご機嫌が直ったのは言うまでもありません。
小4のB君、何も言いませんでしたがA君を気遣って、雰囲気を盛り上げていたことも分りました。私まで温かい気持ちになってきました。

以前、和世校長がパリの有名私立小学校を訪れた時、日本の一斉授業とは全く違った
授業をしていたそうですが、そのとき 素敵な女性の校長先生が、
「たとえば、目の前で4~5本のマーカーを机の上にざらっと置きます。そして、これについて話して下さい。」といったレッスンをすると伺いました。

小さな事をいかに広げ、いろいろな見方が出来るかは、これからの創造的な力を要求される時代に、とても大切なことです。

目の前の和菓子一つで、ほぼ5分ほども語れる小4のかれは、本当に素晴らしいです。
それがたとえ大人の口真似にしてもです。

これからの社会は、共存、共栄の時代です。一人勝ちでは無く 優しく配慮ができて,賢くもある、そんな子ども達をいっぱい育てていきたいと願っています。

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それでは、またお目にかかりましょう。


Nakamura momoko
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by mgmomoko | 2015-01-17 10:51