人気ブログランキング | 話題のタグを見る
「思わず笑ってしまいます!お金に対する執着は、生まれながら?」
こんにちは、こんばんは。
「思わず笑ってしまいます!お金に対する執着は、生まれながら?」

今日のレッスンでは、キラキラのお魚の大切な部分を、お友達に譲るというプログラムでした。
どんなに譲りたくなくても、お友達に“分けて!”と言われたら“いいよ!”というお約束です。中には、半泣きで“いいよ!”と頑張って譲るお子さんも。本当に可愛くけなげで、少し可哀そうでしたが、とても良いレッスンでした。

このレッスンを見ていて数年前の、フェアトレードのお勉強のレッスンを思い出しました。チョコレートの流通を、スーパーで買うところからさかのぼって、輸入業者、輸送業者、生産者、栽培者、労働者(小さな子ども達)を、実際のお金の流れも含め、硬貨のお金を作ってそれぞれの配役になりきって、行いました。

手作り5円玉ですから、スーパーで受け取るお金はいっぱいです。その中から順々に支払っていきますが、海を渡ると急にそれぞれに渡るお金が少なくなります。
これにも、子どもたちは気づいてくれました。

最後、小さな子どもの労働者には、1枚しか渡りません。実際には、もっと少なかったりするのでしょう。

そこで “ねえ、これってみんなが平等じゃないよね?”
というと、みんな元気に、
“うん、さいごのこどもが、すごく少ない!”
と、しっかりポイントを理解しています。

「思わず笑ってしまいます!お金に対する執着は、生まれながら?」_a0183245_21578100.jpg


“じゃ、みんなで少しずつお金を戻して、さいごの子供に少しでも多くあげられるようにしたらどう?”
“そうだね!”
 “じゃ、みんな少しずつ出してあげて!”
の声に、みんなの動きが、急に悪くなってしまいました。紙で作った玩具のお金であるにもかかわらず、手元のお金をじっと見て、誰もがすんなり出せないのです。


たった5歳の子どもですら一度手元に入ったお金は、出したくないようなのです。
ましてや、この子たちより、もう少し人生の汚れを付けてしまった大人達(失礼!)には、とうてい出せないのでしょうね。

思わず笑ってしまいましたが、これって何なんだろう?と思わずにはいられませんでした。
こんな小さな子どもですら、お金には特別な思い、または特別なもの、と感じる何かがあるのでしょうか?

そういえば、0歳の赤ちゃんに紙を持たせると,暫くは持っていますが、やがて捨ててしまいます。けれど、本物の紙幣を持たせると、捨てないですし、紙よりずっと長く持っています。

もしかして、永い時代を経て、遺伝子に組み込まれたのでしょうか?笑

それにしても、子ども達との日々のレッスンは、気づきや発見が多く、本当に楽しいです!!!
素晴らしい子ども達に、乾杯!

それではまた、お目にかかりましょうね!

数年前、東名阪道を西に向かって走っていた時です。目の前にお釈迦様の親指と人差し指を輪にした手の雲を見ました。しばし、あっけにとられて、“凄い!凄い!”と独り言を言っていましたが、一人で運転していましたので、もちろん写真を撮る事も出来ませんでした。この天使の雲も素晴らしいですね!

Namamura Momoko
by mgmomoko | 2012-08-15 22:03 | 教育