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ねずみも、凄い!
こんばんは!こんにちは!

医学博士で脳科学者の林 成之先生の書籍に、脳の本能はたった3つ。
「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つといっています。

「生きたい」「知りたい」・・・は赤ちゃんを見ても、分かります。
最後の「仲間になりたい」・・・これこそが、人をして人ならしめる奥深~い本能のように感じられます。

脳科学の石山先生から伺った話の中に、

「仲間になりたい」が、どれ程愛に満ち溢れた行動になるのかが分かる、心打たれるマウスを使った実験があります。

是非、皆さんとシェアできたらと、願っています。

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その1:

”ねずみに負けるな”(勝手につけたタイトル)

1匹のねずみの背中、脊髄近くに小さな傷をつける。ねずみは背中の傷をなめる事ができません。

そこにもう1匹のねずみを入れると、なんと傷をおった仲間のねずみの背中の傷をなめて治すそうです。

しかし、唾液のせいで傷が治った可能性もあるので、今度は唾液腺を切ったねずみを入れたところ、やはり背中の傷を一生懸命なめて傷を治した、というのです。

傷をなめる行為そのものが、心を癒し傷を癒したのでしょう。凄いですね!

小さな子どもが痛がっている時に、お母さんが撫ぜ撫ぜするとすぐにケロッとしますが、本当に痛みが取れているのかもしれませんね。

その2:

 ”エサよりも、仲間が大事なねずみ ”(勝手につけたタイトル)

「ボタンを押すとエサが出る」ようにトレーニンされたねずみがいる。電極を背中に埋め込まれたねずみを、ガラスケースに入れて、トレーニングされたねずみの横に置く。

いつものようにねずみがボタンを押してエサを出すと同時に、隣のねずみに電気ショックが走るようになっている。

餌を食べようとボタンを押すと、隣の仲間のねずみが電気ショックで飛び上がる。

これを数回繰り返すと、もはやトレーニングされたねずみは、餌が欲しくてもボタンを押さなくなる。。。というのです。

小さななずみですら、仲間のねずみの苦痛を見るのが嫌なのですね。

こんな小さな脳のねずみですら、暖かいものをこんなにも感じるのですから、その何倍もの脳を持つ人の心には、とてつもない大きな愛があるに違いありません。生き物全てに対して、なにかサムスィンググレートのかかわりを感じないではいられません。

小さな子どもを褒めると、とても嬉しそうな顔をします。
でも、これは、自分が褒められたことが嬉しいのではなく、褒めてくれたその人が嬉しそうな顔をしている、それが嬉しいのだそうです。

なんて素晴らしいことなのでしょう!!

愛すべきは、あなた!みんな仲間のあなたです!

-momoko
by mgmomoko | 2011-01-24 23:37 | 脳科学